ごく普通の景色なのに、何もしないで通りすぎることができない風景。遠い記憶の隅にあったかもしれない空の色。わけもなく胸をドキドキさせながらシャッターをきる瞬間。想いを言葉にすると、壊れてしまいそうな気配。どれも特別なことや特別な場所ではないのだが、どうしても気になるシーンに出会うことがある…(写真集『PASSING』より)。